なぜSEO業者は『SEO対策』という単語を好んで使うのか?

前回のエントリー『SEO対策ツールまとめ』が好評なようですが、何人の方から「『SEO対策』なんて間違った言葉を使うな!」という意見をいただいたので、そのことに関する見解をしたいと思います。

「『SEO対策』なんて間違った言葉を使うな!」

どういうことかというと、『SEO』がSearch Engine Optimizationつまり検索エンジン最適化の意味を持つ言葉であるのでしたら『SEO対策』は検索エンジン最適化対策となります。

最適化自体が対策の意味を持つ為、おかしな日本語になるという事。

では、なぜ『SEO対策』という言葉を使うのか?

キーワードアドバイスツールSEOというキーワードを調べてください。

2007年2月の『SEO』の検索数は146,816回と莫大な数です。

注目して欲しいのは、よく検索される関連キーワードの『seo 対策』。

『seo 対策』の検索数は48,734回、これもまた莫大な数になります。

『css』での検索数が26,527回、『javascript』での検索数が49,766回と比較すると 、『seo 対策』検索数の多さは実感できると思います。

『SEO対策』というキーワードで最適化を行った場合『SEO』と『SEO対策』2つのでキーワードで最適化を行うことができます。

(『SEO対策』というキーワードはSEO業者が毎日のように検索している為、あれのほどの検索数があるという事情もあるのですが)

検索キーワードの最適化

SEOのひとつとして検索キーワードの最適化、つまり検索されるキーワードで最適化を行う手法がある。

たとえば『プレイステーション』というキーワード。

じつは『プレイステーション』というキーワードでSEOを行っても意味がないのです。

検索ユーザーは『プレステ』という略語で検索を行うからです。

『プレステ』での検索数は36,227回、『プレステ 3』での検索数は63,657回に比べて『プレイステーション』というキーワードは検索数を調べられないほど少ないです。

さらに『PS3』の検索数657,063回と『プレステ 3』よりはるかに多いです(2007/4/5追記)

また、正式名称の『playstation』での検索数が7,101回であるのを考えても、検索ユーザーは『プレステ』という略語で検索を行うのです。

つまり、検索されるキーワード(つまり『プレステ』)でSEOをかけなければ意味がないのです。

SEO対策は間違った日本語?

検索されるキーワードでSEOを行ったほうがいいというのは当たり前ですが、だからといって間違った言葉を使っていいというものかというと、微妙なところですね。

SEO対策は間違った日本語かどうかという話に移したいと思います。

ヤフー!・グーグルSEO対策テクニック』や『最強のSEO対策! 』という書籍をみた方も多いと思います。(言わずもがなSEO関連の書籍ではベストセラーの2冊ですので)

書籍のタイトルとして使用されるほど、一般化されている単語です。

人それぞれ感じ方、とらえ方があると思いますが、ボク個人の見解としては『SEO対策』はすでに『SEO』と同義の意味で使用されており、すでに日本語としては同等のものであるのでないかと考えています。

ですので、別に間違った日本語とも思っていないんですよ。

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