Web Developerで行うCSSデバッグ

Web Developerナトラボさんが公開しているWeb制作をアシストしてくれるFirefoxの拡張機能(アドオン)です。

インストール

Firefoxで配布ページにアクセスし「ダウンロード:Webdeveloper for Firefox (399kb)」をクリックすることでインストールが開始されます。

インストール開始時にページ上部に「このサイト(lab.tubonotubo.jp)からはFirefoxにソフトウェアをインストールできない設定になっております。」と表示されますが、右の「許可(A)」ボタンをクリックすることでインストールが可能です。

Web Developerのインストール

インストール画面が表示されます。画面下部に『インストール(5)』といったグレーのボタンが表示されますが、すこし待つと『今すぐインストール』に変わります。変わりましたらボタンをクリックしてインストールを開始してください。

ソフトウェアのインストール

インストールが終了したらFirefoxの再起動が求められるので、Firefoxを再起動してください。

Web Developerの利用方法

インストールが成功したらFirefoxにWeb Developerツールバーが表示されます。ここから様々な操作が可能です。

Web Developerツールバー

非常にたくさんの機能があるためいくつかの機能をピックアップして紹介します。

CSSの文法チェック

ツールバーの右端に3つのアイコンが表示されます。

文法チェック

左から現在表示しているページで

を確認することができます。

問題なければ緑のアイコンが、問題がある場合は赤色のアイコンが表示されます。アイコンをクリックすると更に詳しい情報を見ることが出来ます。

エラーコンソール

自分ではちゃんと書いているつもりが、ちょっとしたスペルミスなどでエラーが出ていることがあります。
CSSを記述する際にはまず、ここでエラーがないかどうか確認しましょう。

JavaScriptの無効化

メニューバーの一番右の『無効化』からJavaScriptなどを無効化することが出来ます。

JavaScriptの無効化

JavaScriptをOFFにしているユーザーも考慮してJavaScriptを無効化してサイトがどのように表示されるか確認しましょう。

CSSの無効化

メニューバーの『CSS』からCSSを無効にすることが出来ます。

CSSの無効化

HTMLが適切に記述されていればCSSを無効にしても情報が伝わるはずです。CSSを無効化にして情報が全く伝わらない場合はHTMLの構造を再考する必要があるでしょう。

要素に適用されているCSSの確認

同じくメニューバー『CSS』の『スタイル情報の確認』から現在要素に適用されているCSSを確認することが出来ます。

要素に適用されているCSSの確認

『スタイル情報の確認』を実行すると画面下部にスタイル情報を表示するパネルが表示されます。マウスで調査したい要素をクリックするとスタイル情報にその要素に適用されているCSSを確認することが出来ます。

どのスタイルシートの何行目に記述されているかまで確認できますので、スタイルを編集したい際にひらくスタイルシートも一目瞭然ですね。

CSSのリアルタイム編集

同じくメニューバー『CSS』の『CSSを編集する』から現在適用されているCSSの編集を行うことが出来ます。

CSSのリアルタイム編集

ちょっとCSSを変更した場合にどのように表示されるかなどを実際の画面をみながら編集して確認することが出来ます。
編集したファイルはダウンロードも出来ますのでダウンロードして現在のスタイルシートと差し替えることも出来ます。

パスワードの表示

地味に便利なのが『フォーム』から利用できる『パスワードの表示』

パスワードの表示

フォームなどでパスワードを入力すると『●●●●●』だったり『******』と表示されてしまいますが、これをちゃんとした文字列で表示してくれます。

画像のalt属性の表示

『画像』の『alt属性値を表示』から画像のalt属性の値を表示することが出来ます。

画像のalt属性の表示

alt属性が適切に利用されているか、alt属性が抜けていないかなどをチェックすることが出来ます。

id属性とclass属性の表示

『情報』の『id属性とclass属性の表示する』からサイトで利用しているid属性とclass属性を確認することが出来ます。

id属性とclass属性の表示

自サイトの確認というよりかは他のサイトでどのようなidやclassを利用しているか確認するのに便利でしょう。

ブロックレベル要素の枠の表示

『枠表示』からはブロックレベル要素やh要素を枠で包んで表示することが出来ます。

ブロックレベル要素の枠表示

どのような構造でどのように表示されているかが確認できます。

HTMLのリアルタイム編集

『その他』の『HTMLを編集』からHTMLのリアルタイム編集が可能です。

HTMLのリアルタイム編集

画面下部に表示されるHTMLが編集可能な為、HTMLを変更した場合どのように表示されるかが確認できます。

その他にもWeb Developerには様々な機能があります。これらを駆使することでWeb制作やCSSデバッグの作業を効率よく行うことが出来るでしょう。

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