VMware Player2とVMWare Toolsのインストール

VMware Serverの調子が良くないので開発環境をVMware Player2に変更しました。

インストールと開発環境構築の備忘録です。

まずは、公式サイトよりダウンロード。名前などを入力すればダウンロードが可能です。

ダウンロードしたexeファイルを実行してインストール。すでにVMware系のソフトがインストールされている場合はアンインストールしてからインストールします。

ここまでは、簡単。ここからが少しややこしい。

VMware Serverは仮想HDDを作成してOSイメージからインストールが可能でしたが、VMware Playerでは仮想HDDの作成が出来ません。

EasyVMX!などで仮想HDDのvmxファイルを作成します。

Virtual Machine Nameに任意の名前
Select GuestOSにRed Hat LinuxのRed Hat Enterprise Linus 4を選択(CentOSをインストールする為)
Ethernet0のConnection TypeはBridgedにしておきます。

他の設定はそのままで「Create」ボタンを押します。

ダウンロードしたファイルの.vmxを以下のように変更。

# Settings for physical CDROM drive
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.fileName = "C:\OSのisoイメージまでのパス.iso"
ide1:0.autodetect = "TRUE"

CentOSのDVDイメージは以下からダウンロードできます。
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5.2/isos/i386/CentOS-5.2-i386-bin-DVD.iso

次にVMware Playerを起動して「開く」から先ほそ作成した.vmxを指定して開きます。

これでCentOSのインストールが開始されます。

インストールは「VMware ServerにCentOSをインストール」を参考に。

VMWare Toolsのインストール

VMWare ToolsをインストールすればホストOSとゲストOSのファイルの共有が可能です。

まずは.vmxファイルに以下の記述を追加

##### Shared Folders #####
sharedFolder0.enabled = "TRUE"
sharedFolder0.present = "TRUE"
sharedFolder0.writeAccess = "TRUE"
sharedFolder0.readAccess = "TRUE"
sharedFolder0.hostPath = "C:\共有したいフォルダまでのパス"
sharedFolder0.guestName ="share"
sharedFolder0.eXpiration = "never"
sharedFolder.maxNum = "1"

これでVMware Playerを一度再起動します。

次にVMware Playerの共有フォルダのメニューから「常に有効」にチェックをいれます。

次にVMWare Toolsをインストールします。

VMware Playerに標準でVMWare ToolsがありませんのでVMware Serverなどをダウンロードしてそこにあるlinux.isoからインストールを行います。

ダウンロードするVMware ServerはゲストOSのOSに適したものをダウンロードしてください。TAR image などでダウンロードすると解凍するだけで取り出せるので簡単です。

lib\isoimagesにあるlinux.isoを取り出し.vmxに変更を加えてVMware Playerの再起動を行います。

# Settings for physical CDROM drive
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.fileName = "C:\Virtual Machines\linux.iso"#linux.isoまでのパス
ide1:0.autodetect = "TRUE"

ゲストOSにVMWare Toolsのインストールを行います。

#sudo mount /dev/cdrom /media

isoイメージをマウントしておきます。

#ls /media

rpmファイル名を確認します。

#sudo rpm -ivh /media/VMwareTools-2.0.0-122956.i386.rpm

rpmの実行

#sudo vmware-config-tools.pl

これで色々出てきて、VMWare Toolsのインストールが完了します。

最初に設定した共有フォルダになにか置くと、ゲストOSの「/mnt/hgfs/share」に反映されます。

ドキュメントルートの変更

ゲストOS上の「/mnt/hgfs/share」に共有されるので開発環境としてはドキュメントルートの変更も行っておいたほうがよいかなと思います。

# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf

httpd.confを以下のように変更

#DocumentRoot /var/www/html
DocumentRoot /mnt/hgfs/share

apachをリスタート

# /etc/init.d/httpd restart

これで、ホストOSで変更したことをブラウザですぐに確認できます。

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