[書評] 開発効率をUPする Git逆引き入門
「開発効率をUPする Git逆引き入門」を献本いただきました。ありがとうございます
本書はGitの入門書なわけですが、Git=黒い画面と思っている人には朗報なことに黒い画面での操作方法と合わせて、同じことをSourceTreeではどのようにすればよいかが書かれています。
SourceTreeはMacやWindowsで使えるメジャーのGitのGUIソフトです。
Gitの情報はWeb上にたくさんありますがその多くがCUI(=黒い画面)を前提にしているものが多く、GUIを利用しているユーザーには参考にならないですが、本書ではCUIのコマンドからそれをどうやってGUIで行えばよいかも逆引きすることができます。
紹介されている内容はよく使う基本的なものを網羅していますので、これからGitを始める人や始めた人、使っているけどaddとcommit、pushとpullしかわからないという人が、Gitがどんなことができるのかを知るのにちょうどよい一冊です。
導入部分はさっと終わっているので本当にGitが初めての非エンジニアはつまづいてしまうかもしれませんが、さるGitと合わせて学習すれば問題ないはず!
BacklogがGitに対応してから案件などでもGitが使われるケースが非常に増えてきており、非エンジニアでもGitを使わなくてはいけないシーンもあるので、本書が机に1冊本書があればかなり心強いはずです。
ちなみに、以下の様な内容となっております。
Chapter 1 Git の基礎知識
- Gitの概要
- Gitの仕組み
- ブランチとタグ
- リモートリポジトリ
- Gitのインストール
- Window環境へのインストール
- Mac環境へのインストール
- Gitを使った作業の流れ
- Gitの設定
Chapter 2 Git の基礎知識
- 1からリポジトリを作りたい
- 既存のリモートリポジトリを使いたい
- ファイルの状態を確認したい
- 変更内容をステージング・エリアに登録したい
- ステージング・エリアの変更内容をコミットしたい
- ステージング・エリアの変更内容を取り消したい
- ファイルをGit管理から削除したい
- ファイル名を変更したい / ファイルを移動したい
- Git管理していないファイルだけ削除したい
- Git管理の除外対象ファイルを設定したい
- Git管理しているファイルを後から除外対象に設定したい
- 除外対象に設定されているファイルをステージングエリアに移動したい
- 空のディレクトリをGit管理したい
- 変更内容を一時的に退避したい
Chapter 3 リポジトリの操作
- リポジトリを指定した変更履歴の状態に戻したい
- 特定のファイルを指定した変更履歴の状態に戻したい
- 特定のファイルを過去の変更履歴からあkん前に削除したい
- 間違えて戻してしまった変更履歴を元に戻したい
- 特定の変更履歴の内容をなかったことにしたい
- 複数の変更履歴を一つにまとめたい
Chapter 4 ブランチとタグの操作
- 新しいブランチを作成したい
- ブランチの一覧と現在のブランチを表示したい
- ブランチ名を変更したい
- ブランチを削除したい
- 他のブランチに切り替えたい
- ブランチをマージしたい
- ブランチをリベースしたい
- 他のブランチの一部の変更履歴を取り込みたい
- コンフリクトを解決したい
- 新しいタグを作成したい
- タグを削除したい
Chapter 4 リモートリポジトリの操作
- リモートリポジトリの情報を確認したい
- リモートリポジトリを追加・削除したい
- リモートリポジトリの設定内容を変更したい
- リモートリポジトリの変更を取り込みたい
- ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに反映したい
- ローカルリポジトリに作成したタグをリモートリポジトリに反映したい
- リモートリポジトリ上のブランチを削除したい
- リモートリポジトリ上のタグを削除したい
- リモートリポジトリ上で削除されたブランチやタグをローカルリポジトリに反映したい
Chapter 5 リポジトリ内を調べる
- リポジトリの変更履歴を確認したい
- 特定ファイルの変更履歴を確認したい
- 条件を指定して変更履歴を確認したい
- ある時点の変更履歴を確認したい
- ファイルの行単位の変更履歴を確認したい
- ファイルの差分を確認したい
- リポジトリ内のファイルを検索したい
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