最近のYahoo!カテゴリ登録の効果

SEO対策の王道はYahoo!登録を行う事。
この法則はもう既に崩壊しているのかもしれない。

事の始まりは、
2005年10月にYahoo!Japanが今まで独自のディレクトリシステム(以下Yahooカテゴリ)+googleという検索方式からYST(Yahoo Search Technology)に変更を行ったことに始まる。

それまでYahoo!JapanはYahooカテゴリに登録されているサイトを優先的に表示していた為、Yahoo!JapanのSEO対策とはこのディレクトリにいかにして登録するかのみでした。
(50音順に表示する為、サイト名の頭に数字や記号を持ってくるなどの対策が行われていました。)

YSTに切り替わったことでYahooカテゴリ登録が意味を成さなくなったかというと、そういうわけではなくYSTはYahooカテゴリに登録されているサイトを上位に表示するアルゴリズムが組み込まれています。
これは『検索結果に下駄をはかす』などと言われており、Yahooもこのアルゴリズムを正式に認めていました。
(Yahoo!検索 スタッフブログ:Yahoo!カテゴリへの登録とYSTを参照)

これによりYahoo!登録がSEO対策の王道という法則は覆されませんでした。

また、2006年2月にはYahoo!デベロッパーネットワークがYahoo!カテゴリAPIをリリース。
これによりYahooカテゴリAPIを使ったサイトからリンクされるかもしれないというメリットも登場した。

しかし2006年8月、Yahoo!はカテゴリ登録されているサイトの評価を大幅に減らしました。
これによりYST登録の重要度という限りなく低くなりました。
(しないよりしたほうがまし程度かな)

また、よくSEOの解説本などに記述されている、
『Yahoo!登録を行うとYahoo!という優良サイトからリンクされるというメリットがある』
実は、Yahoo登録をすることによりYahooからのリンクポピュラリティの恩恵を受けれるということはありません。
Yahooのリンクはjavascriptで記述されており、javascriptでのリンクは検索エンジンは評価しません。

以上の点をまとめると

というのが最近のYahoo!カテゴリ登録のメリット。

ちなみに商用サイトのYahoo!カテゴリ登録 ビジネスエクスプレスの審査費用は5万2500円(登録を保障するサービスではありません)

これに見合ったメリットかというと・・・以前ほどのメリットはないですね。

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