[書評] 超速Webページ速度改善ガイド

超速Webページ速度改善ガイド最近のブラウザやWebサイトの機能はどんどんと進化しており、古い高速化テクニックは逆にページ低速化の原因にもなってしまいます。
本書「超速Webページ速度改善ガイド」は、そんなWebサイトの高速化を行うための最新TIPSが詰まった一冊です。

特徴

この本の特徴は「推測するな、計測せよ」をコンセプトに、単なる改善方法だけではなくGoogle Chromeを利用した測定方法にも紙面が多く分かれているのが特徴。

内容的には難度の高いものから、すぐにでも実務で活用できるもの、ブラウザの実装状態がまだ芳しくないテクニックまで幅広く網羅されています。
そのため1読すれば今時点だけでなく少し先の高速化TIPSまでも知ることができます。

内容は以下の通り

目次

第1章 Webページの速度
第2章 ネットワーク処理の基礎知識
第3章 ネットワーク処理の調査と改善
第4章 レンダリング処理の基礎知識
第5章 レンダリング処理の調査と改善
第6章 スクリプト処理の基礎知識
第7章 スクリプト処理の調査と改善
第8章 画像の最適化に役立つテクニック
第9章 ネットワーク処理の効率化に役立つポイント

感想

個人的に参考になったというか助かったのはgulp-imageminを利用した画像の最適化方法。
何度かimageminを導入は検討したものの圧縮率がそれほど高くなく、結局ImageOptimで最適化すると言う方法に落ち着いていました。
本書で紹介されていた方法に少し手を加えてImageOptimより高い圧縮率を出すことができるようになったのでかなり助かりました。
他にもいくつか初見の内容もあり、いずれ実務で導入をしてみたいと考えております。

お勧め読者

本書は高速化の最新情報を知りたいという人はもちろん、「画像は全部CSSスプライト」、「http2ってなんですか?」、「gulp-imageminをそのまま利用している」といった方に読んでいただきたい一冊です。

御礼

本書は著者の@ahomuさんから献本いただきました、ありがとうございます。

スポンサードリンク

«プロジェクトによりnodenvとndenvを切り替える | メイン | 新潟グラム2018 Vol.1で「動きのデザインとフロントエンドの連携」というお話をしてきました。»