[書評]Web制作者のためのCSS設計の教科書

Web制作者のためのCSS設計の教科書 モダンWeb開発に欠かせない「修正しやすいCSS」の設計手法メロン色の会社の hilokiさんから「Web制作者のためのCSS設計の教科書」を献本いただきました。

本書で取り上げられているのは「CSSをいかにメンテナブルに書くか」に対する様々なアプローチ。これはCSSを書く人にとって永遠の課題であります。

本書でもすべてのケースでベストプラティクスになる手法など存在せず、プロジェクトによりベストプラクティスは異なると書かれています。

様々なケースで、「こういうCSSはこういったケースで破綻をきたすのでこういうふうにしたほうが良い」というケーススタディーを学ぶことができます。

また、OOCSSやSMACSS、BEMといった先人の培ったノウハウを学ぶことは重要でしょう。本書では、そういったものの特徴や思想をほどよいボリュームで学ぶことができます。

CSSプリプロセッサーや様々なツールを使った最適化、Web Componentsといった策定が進められている新しい仕様などについても解説されています。

200pほどなのでサクッと読めるのも魅力の一つです。そしてサクッと読めるのに色々と考えさせられてしまうのもよいですね(Kindle版だと1,900円とリーズナブル)。

業務でCSSを書く、人すべてが目を通したほうがよい一冊ではないでしょうか?

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