Webクリエイターという肩書き

ネタ元:給料もらってクリエイター?

「Webクリエイター」という肩書きを名乗ってる私としては、名指しでご指名を受けてる気分ですね。

ちなみに、「Webクリエイター」とGoogleで検索した際に、このサイトが1ページ目に登場します。(検索結果)。

そういう意味ではgoogleにも認められる「Webクリエイター」なわけですが、私がこの肩書きを利用しているには理由があります。

そもそも、肩書きとはどういった目的で利用されるものなのでしょう?

私は、「相手に自分の行っている仕事内容を伝える」目的があると思います。

名刺交換の際に相手の肩書きが「Webデザイナー」や「Webプログラマー」、「Webディレクター」などですと、相手の仕事内容がなんとなく理解でき、そこから会話などを発展さすことができます。

肩書きが具体的であればあるほど、仕事内容は想像しやすくなります。

私の場合、実際の業務はメインである「プログラミング」以外に、デザインからディレクション、SEOなどのマーケティングなど多岐に渡ります。

肩書きで自分自身を判断されたくないので、より抽象的な実際の業務内容が想像しにくいwebクリエイターという肩書きを利用しています。

業務内容は口頭で説明しながら、相手が興味を持ってもらえたところでお話したいので。

肩書きの「相手に自分の行っている仕事内容を伝える」機能を利用させない為に、Webクリエイターという肩書きを利用しています。

とくにクリエイティブなものを作る人としてこの肩書きを利用しているわけではありません。
(そうありたいとは思いますが)

Wikipediaにおける定義にあるように、○○クリエイターつまり、Webを作る人としてこの肩書きを利用しています。

また、肩書きには「自分自身の仕事内容を絞り込む」目的があると考えています。

伊藤学さんがブログで、「Webデザイナーという肩書きはWebのデザインしか出来ないように感じる」と書いています。
参考:理解してもらえる設計屋を目指す。

以前、大阪で森田雄さんとお話させていただいたとき、森田さんは「Webディレクター」という肩書きが嫌いだ的なことをおっしゃっていました。
プロモーションなどを成功させる為には、「Web」に限らずありとあらゆる媒体の利用を考慮すべきだとの理由で。

肩書きが、仕事内容を自分自身の意識下で限定してしまうのはあると思います。

私は昔、「Webデザイナー」や「Webプログラマー」などの肩書きで働いていたことがありますが、「Webデザイナー」のときはプログラムの技術を掘り下げることなどしようとせず、「Webプログラマー」のときはデザインなんて二の次でした。

すべとの人がそうとは言いませんが、私のように肩書きに縛られている人は多いと思います。

プログラムには興味があるけどデザイナーだし。。みたいな意見もよく聞きますし。

また、よく語られるマークアップエンジニアのキャリアパスなどの話も、マークアップエンジニアという肩書きが、仕事内容の広がりを(意識的な問題としても)絞り込むのが原因ではないかなとも思っています。

肩書きが抽象的であればあるほど、手を広げられる範囲が広がっていくと考えており、「Webクリエイター」という何でも屋さん的な肩書きを利用しています。

肩書きで絞り込むというのもありだと思いますが、個人的に広く浅くがモットーですので。

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