web制作におけるガイドラインのあり方

最近、制作ガイドラインというものを制作会社が多くあります。
その背景にはweb標準化の普及によるCSSの急激な浸透があるのは間違いありません。

今までのweb制作では簡単なルール決め(画像フォルダはの位置やファイルの命名規則 etc)ですんだ物が(x)html×cssでサイト制作を行おうとすると以下のような項目についても決定する必要がでてきます。

1.id属性,class属性の値の命名規則
2.cssの記述ルール

これを決めておかないと複数人での作業は効率が悪くなる一方です。

また、クリエイターの技術不足も補わなければいけません。
DOCTYPEをxhtmlにしただけのテーブルレイアウトやCSSレイアウトにしただけでweb標準に準じていると誤解しているクリエイターも多いと思います。

また、web標準に過度に対応してxml宣言まで書かれてしまっても大変です。

ちゃんと見れればOKの今までの流れをから、作り方から中身までこだわらなくなってきました。
その上で、作業効率の向上を図るためには、今までのような案件ごとのルール決めではなく、すべての案件に対応できる制作ガイドラインの制定が大手の製作会社だけではなく中小製作会社にも求められているようです。

また、ガイドラインの実施に以下のような問題点が生じる場合が往々にしてあります。

1.ガイドラインを守らない人がいる。守れない人がいる。
2.ガイドラインを臨機応変にやぶれない人がいる。

せっかく決めたガイドライン。守らなくちゃ意味がありません。
ただガイドラインに準じようとするばかり制作効率が落ちるのでは意味がありません。
ガイドラインの意図と意味を理解した上でなら、必要があるのならばそれを破ることも必要になると思います。ただ、その際にそれを伝達することを怠ってはいけません。
(道路は60キロ以上で運転してはだめだけど、パトカーは緊急時は破っていいよ。ただしサイレン鳴らしてね。みたいな感じですね)

webという分野でのガイドラインというのは、使いこなすにはそれなりの経験がいるということですね。

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