Androidにおけるコンテンツフィットと「overflow:hidden」

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ネタ元:スマホサイトの作り方で、あんまり書かれてないことを書いてみた - iPhone・Android・WEB・音楽制作|Kaleidoscope

ネタ元ではスマートフォン向けに「overflow:hidden」を指定して横スクロールが表示されないようにするテクニックが紹介されています。しかし、「Androidの場合は完全じゃありません。」の一言が!これはおそらくAndroidのコンテンツフィット機能に関する問題だと思うのでそこらえへんを詳しく解説してみたいと思います。

次のようなHTMLをAndroidとiPhoneで表示したとします。

<!DOCTYPE html> 
<html> 
<head> 
<meta charset="UTF-8">
<title>横スクロール</title>
<style>
#conainter{
	width:100%;
	height:2000px;
	background:red;
	overflow:hidden;
}
#main{
	width:2000px;
	background:blue;
}
</style>
</head>
<body>
<div id="conainter">
	<div id="main">
	sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample sample 
	</div>
</div>
</body>
</html>

iPhone

iPhoneでの表示確認

Android

Androidでの確認

このようにiPhoneは#mainは980pxを超えるものはoverflow:hiddenで非表示になり、Androidは#conainterが2000pxまで拡大されて表示されているのがわかります。(白いラインは100px毎)

サンプル

AndroidでCSSの設定を変えたパターンを見てみましょう。

まずは#mainのwidthを700pxに変更します。

#main{
	width:700px;
	background:blue;
}

android 700px

android 700px

サンプル

このように#conainterの横幅が800pxになります。Android(Galaxy Sの場合、解像度が480×800)では要素のサイズが800pxを超えた場合、コンテンツが収まりきるようにviewportが拡大されます。ここらへんはiPhoneのviewportの初期値が980pxと比べるとややこしい所です。

対応方法のひとつが「viewport=width」の固定です。Androidブラウザでviewportのwidthの数値指定はききませんのでdevice-widthを指定します。

<meta name="viewport" content="width=device-width">

これでviewportの拡大が起こらなくなります。

サンプル

これで320pxを越える箇所の#mainが「overflow:hidden」で非表示になります。(横向きの場合は533px、他のAndroid端末がどうかはわかりませんが、Galaxy Sのdevice-widthは縦向きの際にiPhoneと同じ320pxになるように調整されているようです。)

また、viewportに「target-densitydpi=device-dpi」を追加することでブラウザの解像度に合わせてコンテンツを表示することができます。

<meta name="viewport" content="width=device-width;target-densitydpi=device-dpi">

20110128_08.png

20110128_09.png

ただし、Androidブラウザの場合はコンテンツフィットの特性を利用したデザインのほうが融通が利きそうな気もしますので、ケースバーイケースで色々と試してみてください。

サンプル

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